悲しみ

自分が弱っていることに気づくとき。
気づかないとき。



以前、「自分を偽ると不幸が膿む」と書いた。
自分が傷ついたことを自覚しながら
それに気づかないフリをしていると
傷は治らないまま表面だけがふさがって
ずっと痕が残る。
いつまでもじくじく痛む。

悲しいときはしっかりと悲しむこと。
傷口を自分で開いてきれいに洗う。
うやむやに放置してはいけない。

厄介なのは
自分が弱っているという自覚がない場合。
開いて洗うべき傷がどこにあるのかわからない。
そのくせ悲しみはちっとも抜けていかない。
体内に棲む悲しみは膨大なエネルギーを奪うので
わけもなくぐったりと疲れてしまう。

何かがおかしいとわかっていても
どうすることもできない。
じたばたと足掻いて気休めをいくつ重ねても
不毛な時が過ぎるだけ。
そうしている間にも悲しみは
毒素のように体中をかけめぐる。

では、待とう。
どん底に落ちたらさらに掘れというではないか。
自然の力に逆らうのは得策ではない。

まもなく何かのきっかけで
体のどこかから悲しみが噴出してくるだろう。
そしたら全力で悲しもう。
今はただそのときを待とう。
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by emi_blog | 2010-03-17 02:30 | その他  

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