本音と建前

本音と建前と
その中間と。



私はずっと本音と建前の境界線を知らず
見分けも使い分けもできなかったのだが
この頃は違いがわかるようになってきた。

建前とは表向きの言動。
不要な衝突を避ける社会の知恵。
本音と建前は必ずしも一致しないし
一致しなくてよいことになっているらしい。

それがわかっていれば
他人の建前と上手につきあうことができる。
相手の立場や事情を酌むのに便利だし
自分と相手のgoalのズレもはっきりするので
感情的にならずに済む。

ただ建前には
どうしても嘘の成分が多いように思えるので
やっぱり好きにはなれず
自分の建前を使いこなすには至らない。

建前が使えないなら
せめて本音を制御することを覚えよう。
本音と建前の違いを知ったおかげで
本音を出さない方がよい場面が見えるようになった。

本音と建前のハーフを
礼儀というのかもしれない。

しぶしぶながら滞在している土地の住民に向かって
「好きで来たんじゃない」「すぐにでも出て行きたい」
と本音をぶつけたところで
事態は何も変わらず空気を悪くするだけ。
とはいえ
「素晴らしいところですね」「ずっとここにいたい」など
歯の浮くようなことは言えない。
だから間をとって嘘にも無礼にもならないようにする。
セリフはまだ開発段階だけど
まぁ趣旨としては「良いところだとは思いますが
私の目的には合わないようです」ぐらい。

もっとも日本的な考え方といわれる“本音と建前”を
私はアメリカで教わった。
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by emi_blog | 2010-03-20 17:54 | 文化  

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