オンナ同士

「英語ができないと思われたくない」
について。



私は世話好きで教えたがりなので
「さっぱりわからないんでお願いします」
なんて言われると
嬉々として助けてあげたくなってしまう。
教えてもらいたがりでもあるので
要するに
助けたり助けられたりすることに抵抗がない。

まぁ私ごときが助けになることは
そう多くはないのだけど
たとえば英語のこととか
アメリカ生活や大学院のことぐらいなら
少なくともいくらかアドバイスはできる。

ところが中には
「助けなんて要らなくってよ」という人もいる。
特に英語が絡むとそうなりやすい。
誤ってお手伝いを申し出たりするとエライ目に遭う。
これがなぜか日本人の女性ばかり。
私も日本人女性なので
同種の組み合わせは
かえって相性がよくないということなのかな。

なので
日本人の女性が困っているところに出くわすと
助けてよいものか
放っておいて差し上げるべきなのか迷ってしまう。
徐行で近づいて追い抜きざまに
そっぽを向いて独り言っぽく
「手は空いてますよ」とつぶやいてみる。
その反応を見て
助けて失礼に当たりそうならそのまま通り過ぎる。

以前、空港で
日本人女性の対応に困ったアメリカ人職員に
「キミ、日本語わかる?
この女性は何て言ってるの?」と呼び止められた。
女性は渋い顔で私を見た。
なるべく女性に配慮して対応したつもりだが
彼女には嫌な思いをさせた。
間に入ったのが日本人男性だったら、
または日本語のわかるアメリカ人だったら
きっと反応は違ったと思う。

去年こちらで知り合ったある日本人女性は
会ってすぐに「助けられたくなさそうだ」と感じた。
いろんなことで明らかに困っていたし
アメリカ人や他国の留学生にはむしろ頼っていたが
私はダメみたいだった。
教授に頼まれて“徐行+つぶやく”までは試みたが
それ以上はできなかった。
英語で話すと普通に受け答えはしてくれるが
単に私のことが嫌いなのかもしれないし
いずれにしても距離を置いた方がよい。

最近になって彼女が
「日本人同士だから、という態度は相手に対して無礼だ。
日本語で話したりしたら
『英語ができないんでしょ』と決め付けることになる」
と言っていたと人づてに聞き
通り過ぎておいてよかった、と思った。

日本でも似たようなことはよくある。
たとえば自分の英語を隠そうとする人がいれば
こちらも見ない・聞こえないふりをしなければならない。
オンナ同士というのは誠にややこしい。

ただし、こういうタイプの人とは
教室で生徒さんとして出会うと案外すんなり行く。
立場が違えば納得してもらえるのだろうか。
エーゴのセンセイにも
警察手帳みたいなのがあれば便利なのに。

そうかと思えば
私にとっては何の迷惑でも負担でもないことを
ちょっとお手伝いしただけで
ものすごく感謝してくださる人もいる。
わからないもんだ。

私が提供できることで
使えるものがあれば何でも使ってもらえばいい。
でもおせっかいはしたくない。
難しいところ。
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by emi_blog | 2010-04-06 00:06 | 英語  

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