就職

チームK古参のアメリカ人Mが
北京へ行くことになった。



2週間ほど前、唐突に
「日本にこんな求人あったよ」とメールをくれたので
職探しでも始めたのかなぁと思ってはいたけど
まさかアジア進出を狙っていたとは。
驚いた。
「北京って中国の北京?」と聞いてしまった。

孫を含め家族全員アメリカにいて
自身は数回アフリカに行った以外の海外経験はなく
中国語はまったく知らず
中国人の知り合いといえば
以前こちらに留学していたFぐらい。
Fは上海在住だから全然近所でもない。
ご主人は中国で何をするんだろうか。
PhDはどうするのだろうか。

そういう、私だったら越えようのない不安材料も
Mにとってはどうでもいい。

求人があって応募してみたらよいお返事をもらった。
行ったこともない遠い遠い国に
自分を必要としてくれる場所がある。
それも立派なお仕事。
博論の計画書は承認されたところだし
助手を降板することも決まっているから
アメリカにいなくちゃいけない理由ももうない。
引退した夫も賛成してくれている。

こうして数週間前には夢でさえもなかったドラマが
現実に展開していく。
これから1ヵ月半の間に荷物をまとめ
家を売るなり貸すなりして旅立っていくのだろう。

高学歴のネイティブが高値で取引されていることとか
まぁ思うところはあるのだけど
今回はチームKのママ的存在であるMのことなので
友人として心から祝福する。

これがアメリカ人の強みだなぁ。
フットワークというか思い切りの良さ。
後先心配主義の島国出身者には
絶対に真似できません。

そういえば英語には『就職』という語がなく
『仕事・雇用を得る』という言い方をする。
日本人が『入学』と同列で『入社』を語ったり
正規と非正規の雇用を明確に分けたがる感覚を
英語で説明するのは難しい。

私は就職がしたいのだろうか。
仕事を持ちたいのだろうか。
お金をもらいたいのか、働きたいのか。
死なない程度に生きていくのか、
自分を生かして生きていくのか。

結局そこに戻る。
[PR]

by emi_blog | 2010-04-08 00:00 | 仕事 | Comments(0)  

名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 達観 無題 >>