わが家の歴史

『わが家の歴史』を
スカイプ経由で鑑賞。



いろんなおもしろさを
これでもか、これでもかと詰め込まれて
もう、フォアグラになっちゃいそうだ。

昔のことを描くとき
たとえば不便とか無知とかダサさとか
「現代の暮らしの方が優れてるでしょ」という
“上から目線”があると
それは確実に作品に表れる。
外国をかじった人が
「劣っている・遅れている」という観点から
自国の問題を語るのと似ている。
ものを教える人が
生徒を「できない・知らない」と決めつけて
権力で従わせようとする態度にも似ている。

一時はそれでいい気分になるのかもしれないけど
時間がいくらも流れないうちに
また新しい“上から目線”が現れて
見下した者は見下されることになる。

批判やあら捜しが効果的に機能したことは
確かにあったのかもしれないが
そのやり方が最善だったとも
今後も変わらず続いていくとも思えない。

外にいる人にしか見えない良いところ、というのが
時代にも国にも人にもある。
このドラマは
当時の人が照れて「よせやい」と言っても
昔の暮らしの良いところをどんどん引き出して
褒めて感心して敬愛することをやめない。
照れていた人も最後にはきっと
「よく描いてくれた」と言ってくれると思う。

愛のない愛のムチなんかより
愛情たっぷりの褒め言葉の方がいい。
それだけのことじゃないのかな。
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by emi_blog | 2010-04-11 01:32 | 文化  

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