暗示

暗示にかかること、について
考え中。



辞書によると『暗示』とは
①別のものを示して、それとなく感づかせること。
②感覚・観念・意図などが、理性に訴えることなく
無意識のうちに他人に伝達される現象。
ここでは②のこと。
誘導を使ってその気にさせることを
『暗示にかける』という。

催眠術や洗脳ほど大掛かりなものじゃなくても
信仰というほど確固たるものじゃなくても
いわゆる思い込みの類は
いつでもどこにでもある。
で、思い込みが激しいというか
暗示にかかりやすい人がいる。
体や心が弱ってるとかかりやすいんだってさ。
なるほど。

このタイプの『暗示』を
英語ではなんていうかなぁと思ってあちこち開いてみたが
これというのがなかった。
無難なとこで"belief"、集団なら"myth"かなぁ。
いちばん近いのは"dream"のような気がするけど
"I have a dream"を
「私は暗示にかかっています」なんて訳したら
夢好きのみなさんに怒られそうだな。

若気の至りとか英断とか
思い切った行動をするとき
軽く暗示にかかっておくと便利だろうと思う。
しかし何事も節度が大事なので
思い込みも度が過ぎるとよくない。
「絶対」や「~しかない」ばかりを続けていると
右にも左にも振られやすい体質になっていき
いろんな意味で破綻につながりやすい。
穏やかな時代なら笑って済まされるけど
こう世知辛いと
暗示にかかりやすい人は方々から狙われる。
危なっかしくて見てられない。

ところで暗示にかかりやすい人というのは
暗示にかかるのがイヤで
かからないようにしたいのかと思っていたのだけど
どうやら逆のようだ。
むしろ暗示が大好きで積極的にかかりたいらしい。
人気あるんだねぇ。
じゃあやっぱり"dream"でいいじゃん。

ああ、だからひとつの暗示から解かれると同時に
「今度こそ真実だ」とか言って
また新しい暗示にかかるわけか。
スパイラルというか中毒だね。
厄介なことだけど
自ら進んでかかりたいんじゃしょうがない。

“自己暗示で大成功”なんてのもあるらしい。
“念仏で大往生”とそっくりだ。
信じるものは救われますか。

暗示にかかりながらもどこか冷めていて
常に反例を意識しているぐらいだと
上手に暗示を使えそうな気がする。
暗示の力に任せて
飛びついたり食いついたり縋ったりするのは
まずいんじゃないかなぁ。

暗示ねぇ。
まぁそれで“ポジティブ”になれるらしいけど。
ほどほどにしときなよ?
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by emi_blog | 2010-04-23 01:30 | 文化 | Comments(0)  

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