Thrill

好みの分かれるところだと思うが
私は年を取ることが好き。



年を取るとわかることが増える。
たとえば最近は
若者の“眩しさ”みたいなのがわかるようになってきた。
年上の人に
「いいわねぇ」なんて微笑みかけられていたうちは
「どこがだよ?」と思ったものだが
その頃がいつの間にか向こう岸へ行った。
今なら「どこがだよ?」に答えられる。

これは結構すごいことで
ちょっと人に言いたくなっちゃうくらい
うれしいことなのだ。

若く見られたい、という願望は
あいにくまだわからないけど
ひょっとしたらそれだって
近いうちにわかっちゃうのかもしれない。

若さが着々と減ってついには無くなることを
憂えたり悲しんだりするやり方もあるらしいけど
私にとって年を取ることは少なくとも今のところ
楽しいことと楽しみなことばかり。
そもそも失くすのは要らなくなったものだけだし
失くしたものは他の何かに交換されて
今の私の持ち物になっているのだから
失くすということ自体、どうとも思わない。

年を取るとわかることのほとんどは
“良さ”だと思う。
これはかなりありがたい。

経験を積むことで良いものの良さを知る。
まずいものの良さも知る。
たくさんの人と出会い別れて人の良さを知る。
人と関わることの良さを知る。

そして、自分の良さを知る。
私と私の人生との距離がどんどん縮まってきて
やがてぴったりくっつくのだと思う。

誕生日でなくても毎日毎分毎秒
確実に私は年を取っている。
それを思うとゾクゾクする。
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by emi_blog | 2010-05-08 14:29 | その他 | Comments(0)  

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