Dilemma

教えるってのは
どこでも大変だね。



私が登録しているディスカッションリストのひとつに
こんな投稿があった。
『学部生向けの書籍求む』。

このリストは談話・会話分析や社会行為の研究者が
質問したり回答したりして助け合う場。
たとえば私のような学生が
「こんなことに興味があるのですが
先行研究で近いものはありませんか?」と投げかけると
世界中から(主に著者から)アドバイスが届く。

今回の投稿はM州の大学で
学部生を教えているN博士。
社会学、特に対人コミュニケーションの分野では欠かせない
E. Goffmanを授業で使いたいのだが
おそらく今学期までの経験を踏まえて
"I found students no longer understand Goffman's prose"
(いまどきの学生には無理だった)と判断したらしい。

そこでundergraduate-friendly(学部生向け)の
やさしい入門書はないか、との質問。
ご苦労さまです。

すぐに他のメンバーからリアクション。

No longer understand Goffman's prose?
Whatever next?
Modernised Shakespeare?

The beauty is worth the effort involved,
and the effort involved increases the beauty.

(いまどきの学生には無理?
それで?
現代版シェイクスピアってか?

素晴らしいものには努力を費やすだけの価値があり
努力を費やすことで素晴らしさが増すのだ)

と前置きしたうえで
60年前に出版された王道中の王道を勧めている。

まぁねー。
おっしゃることはわかるけど。
現場としてはどんなに嘆かわしくても
“マンガで読む”を与えて学生の食いつきをよくした方が
何かとやりやすいんだよなぁ。
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by emi_blog | 2010-05-26 08:33 | 仕事 | Comments(0)  

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