伝授

レシピ本と英会話と
魔法使いとドラえもんについて。



料理番組や新聞・雑誌のレシピコーナーは
だいたい料理研究家または
フードコーディネータという肩書きの人が担当している。
普段の料理のちょっとしたコツを披露したり
新しい食材や味付けの組み合わせを紹介してくれたりする。
インターネットの世界では素人も発信できるから
すでに膨大な数のレシピが公開されている。

それらを見て忠実に作るもよし。
多少のアレンジを加えてオリジナルにしちゃうもよし。
ヒントだけもらってアイディアをふくらませるもよし。
私もよくそうやって利用する。

ふと考えた。
もし料理研究家の方に何かひとつ習うとしたら
どんなことを教わりたいか。
レシピ集なら別の場所でいくらでも手に入る。
せっかくの貴重な機会なのに
一緒に作って食べておしまいじゃもったいない。

私なら
連載やレギュラー番組を持っていても
ネタが尽きないヒミツをじっくり教えてもらいたい。
いつどこでどうやって献立を考えているか。
それさえ習得できたら主婦は大助かりなのだ。
もうレシピ本を見なくても
作りたいものがどんどん沸いてきて
めきめき腕が上がっていくのだ。

魔法使いに魔法を使えるように魔法をかけてもらったり
ドラえもんに四次元ポケットをもらったりするようなものだ。
一度もらっておけばずぅっと使える。

私の考える理想の英会話指導とはそういうものだ。
包丁の持ち方を教わるような教室は
最初は必要かもしれないが長く通うところではない。
世に数多ある教材や資料に倣って
献立のマンネリ化をやり過ごしていても上達は見込めない。

せっかく英語のできる人と出会ったら
一緒にしゃべっておしまいではもったいない。
その人がどこをどうやって勉強しているのかを
じっくり確実に伝授してもらえたら
学習者は大助かりなのだ。
あとはひとりでやっていけるのだ。

“レシピの生み方”を知っている人は
食材をひとつ手にとったら
捨てるところがないくらいいろんな使い道を考えられる。
それと同じように
英単語をひとつ耳にしたら
それを使う場面が次から次へと浮かんでくる。
そういう学習者を増やしたい。
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by emi_blog | 2010-08-09 16:14 | 英語  

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