9/11

まぁ時期的に
どうしてもその話になるわけで。



あれから9年。
その日のことを覚えていない人はいない。

私はアメリカに住みはじめて
わずか3週間だった。
日本で夜のニュースを見た家族から
「電話をしたけど通じない」というメールが届いたのが第一報。
ニューヨークからもワシントンからも遠く離れた場所で
いたって普通の朝だったので
なんのことだかさっぱりわからなかった。

誰に聞いてもちゃんとした情報はなく
夕方になってようやく
なにか大変なことが起きたのだとわかってきた。
私たちガイジンにとっては
空港が閉鎖されたことで
「自分たちが母国へ帰る道はこんなに簡単に断たれるんだ」
ということを知るきっかけになった。

事件に対する反応や考え方に
アメリカ人との距離・温度差をはっきりと感じた。
その夜は私のオフィスに留学生だけで集まって
「アメリカ人には言えないこと」を語り合った。

こうして振り返ってみると
この国とまだほぼ“初対面”だった頃に
いきなり素っ裸どころか
内視鏡画像みたいなアメリカを見せつけられたことが
その後、私がアメリカという国について考えるのに
多大な影響を与えていることがわかる。
この上なく生々しい状態のアメリカを早めに見ておいたおかげで
だいたいのことに説明がつくようになったのだと思う。

9/11が来るたびに
アメリカ人の根っこが見える。
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by emi_blog | 2010-09-13 08:44 | 文化  

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