Bilingualism

Can Bilingualism Make Preschoolers Smarter?
バイリンガル教育で子どもは賢くなる?



こういうビデオを見ると
「やっぱりうちの子も」なんて
はりきっちゃう日本のご家庭が増えるんだろうなぁ。
はーあ。

「アメリカのような雑多な国でもこんなに難しいなら
日本じゃ無理よね」っていうふうに見てくれないかな。
「お母さんがこんなに英語が上手なんだもん。
そりゃ子どももバイリンガルになるわ」とかね。
賢明なご家庭が増えることを祈るよ。

「第二言語を習うのは小さいうちなら簡単」。
これのどこも間違っていないと思う。
ただしここに入る言葉は
『第二言語』以外にいくらでもあるけどね。
冷静に、冷静に。

大人だって子どもぐらい単純な内容でよければ
第二言語に苦労しない。
たとえば2年外国語を学習した人が
2歳児と同じように事象を捉えて受け入れることができ
2歳児と同じくらいにストレスを抱え込まず
2歳児と同じだけの習得内容で満足できるなら
「外国語を習うのは簡単」なのだ。

複雑で論理的な思考・膨大な語彙・社会性・
理性・プライド・世間体・羞恥心などなど
大人の第二言語学習には邪魔が多い。
辞める言い訳や不満を表明するための
知恵もスキルも権利もある。
しかし、これらの“邪魔”は
普通に大人として暮らすために必要不可欠。
生活がかかっているのならともかく、そうでもないなら
たかが第二言語学習のために捨てるわけにはいかない。
むしろ捨てちゃダメだしね。

多言語を使うのが脳にいいかどうかは知らないが
第二言語を使うことが
脳にある程度の負荷と訓練を与えるというのはわかる。
証明もされているようだし経験からも実感できる。
でもそういう訓練は第二言語以外でもできるだろうから
何もわざわざ使わない外国語を選ぶことはないだろう。
人種や文化の入り混じった競争社会で
頭ひとつ出るために第二言語をやっていたら
たまたま脳にもよかった、ぐらいにしとこうや。
バイリンガル暮らしには辛いところも多いから
その経験をしていない親が
子どもに強いるというのはどうかと思うよ。

“第二言語が認知症に効く”的な噂もある。
真偽のほどはさておき
第二言語が使えるようになる人というのは
精神的にタフで適度ないいかげんさを持っているから
ボケにくそうな人と一致するんじゃないのかな。
だとしても精神修行なら他でやればいい。
なるべく無駄なお金のかからない方法を選んだらいい。
くどいようだが使いもしない外国語でやることはない。

私も科学の端くれに所属しているので
科学の価値はそれなりにわかっているつもり。
価値がないと思っているならとっくに足を洗っているさ。
科学を都合よく解釈して購買力をくすぐる商業主義や
それに翻弄されやすい消費者を見ると
つい世話を焼きたくなるだけだ。

気をつけなはれや!
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by emi_blog | 2010-10-20 01:37 | 英語  

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