泣く世代

「泣いたら気持ちが晴れてしまう」発言に
隔世の感あり。



ご存知、箱根のエースの名言。
最近の日本人はよく泣くようになったなと思っていたが
…そうかぁ。

めったに泣かない世代の人は
泣くという行為を伝家の宝刀を抜くように使える。
日常的な感動や悲しみや悔しさにはぐっと涙をこらえ
もうそうしないとどうにもならないときにだけ
ひっそりと泣く。
そして泣いた後ではじめて
気持ちが晴れていることに気づくのだ。

泣く世代の人は
泣いたら気が晴れることを泣く前から知っているらしい。
気持ちを晴らすために泣くという経験もしているんだろう。
たぶん泣き方も気の晴れる程度も違うんだろうな。
“泣いて気持ちが晴れる”と言っても
泣かない世代はせいぜい心がちょっと軽くなるだけだけど
泣く世代はきれいさっぱり忘れたりできちゃうのかも。
だとすると“いま泣いたカラス”的な
コドモの泣き方しか知らないということになる。

「泣いたら気持ちが晴れてしまう」。
泣く世代があえて涙をこらえて
“気を晴らさない選択”をすると言っている。
日頃の些細な鬱憤は泣いて流してもいいけど
本当に辛いことだけはがっつり抱きしめようと。
これはなかなかドSなことだね。

泣かない世代が泣くことを推奨しすぎたせいで
泣く世代が自粛を始めた。
なんだかかわいそうだなぁ。
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by emi_blog | 2011-01-04 15:56 | 文化  

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