銃のこと

アメリカでまた銃による悲劇が起きた。
で、日本のメディアががんばる。



各個人がある国やその制度などについて
どう考えるかはいたって自由。
限られた情報をそれぞれの思考の枠内で咀嚼し
意見を述べることは大いに結構。

アメリカに銃があることをよく思っていない人は
アメリカ国内にも大勢いる。
政治とカネと銃に直接絡んでいる当事者たちだって
他に手段があるなら銃以外の方法をとるかもしれない。
まして銃の使用者として不適合な人間や
銃の誤った利用について議論すれば意見は反対で一致するだろう。

銃関連のニュースに対する日本人の反応は間違っていない。
でもなぁ。
なーんかこの
「ほーらね、だから言ったじゃん。
“うちら”国際社会は前々からおかしいと思ってたんだよ」
というトーンが好きじゃない。

いじめられっ子の逆襲のごとく
日ごろ言いなりになって抑圧されているストレスを
ここで一気に晴らそうとするのだろうか。
それとも対等な立場から
たまにはこっちの言うことも聞けよと思うのだろうか。
はたまた親心みたいなものが働いて
アメリカを良い方向へ導いてやろうというのだろうか。

超一流のプロ野球選手に
バッティングフォームをアドバイスする素人がいるそうだ。
「ここをこうするともっと打てるようになるよ」と。
トップアイドルも同じような経験をするらしい。
「その髪型は似合わないよ。こうした方がいいよ」と。
ファンあっての商売なので
貴重なご意見は笑顔で受け取るが、でも、そこまで。
本人の意思はもとより
彼らの周りにはコーチやエージェントなどその道のプロたちがいる。
そのプロ集団の方針より1ファンの意見が優先されることは
ほぼありえない。

議員を狙った銃撃というこの“国内ニュース”が
日本でこんなに取りざたされていることをアメリカ人は知らない。
たとえ知ったとしても
いつもはおとなしい“友人”が経験もないくせに銃社会を語り
鬼の首を取ったようにアメリカを非難することを受け止められるほど
アメリカは器の大きい国ではない。

方法がないとは思わない。
が、今のやり方ではアメリカには絶対に届かない。
「いつもテレビで見てます」というファン程度の立場から
どう意見を伝えていくと効果があるか。
まずはそこから考えていかないと。
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by emi_blog | 2011-01-11 22:25 | 文化 | Comments(0)  

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