酔っぱらい

Super Bowl weekendに
酔っぱらいについて考える。



明日はアメリカ最大のお祭りスーパーボウル。
去年はお金にまつわる競争のことを書いた
今年は日米のお酒事情を比較してみよう。

先に言い訳しておくと、私自身はほとんど飲めないので
お酒事情にも詳しくないし酔っぱらった体験もほぼない。
Dry countyに住んでも何も困らなかったし
今も家にはおもてなし用のワインぐらいしか置いてない。
二日酔いに憧れた時期もあったけど
ある程度飲めないと翌日に残ったりもしないらしいので
もうあきらめた。
というわけで以下は部外者の単なる所感。

酔っぱらい大国といえばイギリスが有名で
あちらには命がけの酔っぱらいがたくさんいるらしい。
規模では及ばないものの酔っぱらいに関しては
日本もイギリス系の文化だろう。
普段お固くて細かいことが気になる国民ほど
お酒が入るとゆるゆるになっちゃうのかな。
しかも日本の場合は
スーツ姿のサラリーマンや女子大生が道端で寝てるんだから
酔っぱらいフレンドリー国の中でも特殊じゃないかと思う。

アメリカは酔っぱらいに対する規制が厳しい。
よくロシアなどの寒い国は「飲まなきゃやってられない」と言うが
アメリカだって北の方の寒さはなかなかのもの。
それでも「やってられない」と飲んだくれを容認する気配はない。
アメリカ人はざっくり言えばお酒に強い体質だろうし
他のいろんなことには驚くほどゆるいけど
「お酒は嗜む程度に」については徹底している。
それを逸脱する人にはそれなりの社会的評価が与えられ
大酒飲みは軽蔑の対象でさえある。
まともなアメリカ人はアメリカ人に嫌われるのがいちばん怖いので
国内ルールはちゃんと守るのだ。

ニューヨークシティの日系バーで
日本人の若い女の子が酔いつぶれて
バーテンさんにおんぶされて帰るのを目撃したことがある。
どうしても日本“風”になりがちなアメリカの日系飲食店の中で
このバーはとてもAuthenticで貴重なお店なのだが
酔いつぶれた女の子をおんぶ…って
そこまで日本じゃなくてもいいよと思った。
まぁ彼女の場合は確か21歳のお誕生日だと言っていたので
おそらく外でお酒を飲む経験もアメリカ文化についての知識も
まだ浅かったのだろう。
日本人の女友達と日本の雰囲気たっぷりのおしゃれなバーに来て
つい日本にいるみたいな気分になってしまったのかもしれない。

「日本にはお酒の自動販売機がある」と言うと
ジョークだと思うアメリカ人はたくさんいる。
今でこそいちおう“鍵”がかかるようになったが
日本はお酒を買うのがとても簡単。
アメリカではリカーライセンスの規定がとても細かくて
たとえばニューヨーク州では
お酒の販売ができる営業時間まで定められている。
そもそもこのライセンスを管轄する
Liquor AuthorityのDivision of alcoholic beverage control って
日本語ではなんていうんだろ。酒類取締局?

去年教育のPhDを取ったWは
家庭教育とアルコール依存について研究していた。
宗教的理由から厳格に飲酒を禁じられた家庭の子が
大人になるとアルコール依存に陥ることがあるというのは
興味深いと思った。
バランスって難しい。

さて、スーパーボウル。
今週末はアメリカの至る所でパーティー、パーティー。
例年のことだがこの地域ではDWI sweepが発動され
金曜の夜から月曜の明け方まで警察総動員で
飲酒運転の取締を強化する。
DWIはDriving While Intoxicatedだから「酒酔い運転」かな。
ニューヨーク州では通称“1杯ルール”というのがあって(参照
DUI (Driving Under the Influence: 酒気帯び)については
日本ほどうるさくないようだけど
公共交通機関がないからしょうがないってことなのかしら。
日本の田舎はどうなんだろう。

たまにはよくわからないことをわからないまま書くのも
おもしろいな。
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by emi_blog | 2011-02-06 03:43 | 文化  

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