帰国10日目

帰国10日目。
おもいっきり雑な雑感。



まずはこの蒸し暑さ。
とんでもないね。
空港に降り立ってあの“蛇腹”を通ったときは
てっきり機材から出る熱風だと思ったけど
それが普通にそこらへんにある空気の温度と湿度だった。

電力のことや避難所のことを考えると
後ろめたいし申し訳ないのだけど
エアコンをつけて生活している。
もともと低血圧で汗の出ない私の体は
さわやかで涼しいUpstateですっかり甘やかされて
梅雨時の日本に対応できなくなってしまっている。

東京なんかはぱっと見ですぐわかるくらいの暗さだと聞いていた。
名古屋も節電をしていないはずはないけど
素人目にはわからない。
電車に乗っても美術館に行ってもレストランにいても
すぐ寒くなって羽織モノがほしくなる。
これまたUpstateの自然に甘やかされて
冷房に弱い体質になっちゃったからかしら。

食べ物は予想どおり何でもおいしい。
望みどおり、お寿司・イタリアン・居酒屋をさっそく制覇。
スーパーの食材もピカピカで新鮮。
要る分だけ買えるのもとても便利。

店員さんやタクシー運転手、ホテルマンなど
サービスのレベルはあいかわらず素晴らしい。
どこに行っても気持ちよく“お客様”を楽しませてもらっている。
しかし、たとえば『短時間で効率よく業務をこなす』という基準に照らすと
この過剰な丁寧さやまどろっこしさは確実に大きなマイナス要因。
怯えのような不安が見え隠れして動きの硬い人もいるが
一見テキパキしていても実際は無駄な動きばかり、という人が目につく。
“一生懸命やってますよアピール”は意味がないんだけどなぁ。

結果よりプロセス重視の文化は
どうやらずいぶんまずいところに到達しているようだ。
もったいない。

その延長線上にあるんだと思うけど
猫も杓子も、やたらめったら、隅から隅まで
“こだわり”や“究極”だらけ。
そりゃ工夫や加工は日本文化の十八番だし
細かな気配りにも緻密な作業にも価値はあるよ。
でもさぁ。
小手先の改良で“高級感”だけを追い求めすぎると
息も詰まるしすぐに行き詰るよ。
通ぶって違いを殊更に語って聞かせるのは結構だけど
頭でっかちのかっこつけはカッコ悪い。
評論家って、本当はみんな苦手でしょう?

安っぽくても素朴でも古臭くても、難しいことはわからなくても
「私がこれがいちばん好きだ」
と言える強さを大事にしたほうがいいと思うけど
そういうのは流行ってないのかな。

あと、これはまだどう表現すればいいのかわからないけど
雨雲みたいな重いベールのようなものが
うっすらと日本全体を覆っているように見える。
まだまだ時間が必要なのだろうと思う。
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by emi_blog | 2011-07-02 11:46 | | Comments(0)  

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