9/11

「この日について、どう思うか」
と聞かれることが相次いだ。



答え。
「私はガイジンなので、特に思い入れがない」。

こう答える自由がこの国にあるのかどうか知らない。
その自由を許容するだけの度量が
10年経ってここの人たちに備わったかどうかも知らない。

日本の人はどうだろうね。
たとえば原爆投下や先の震災について
「私はガイジンなので、特に思い入れがない」と言われたとき
どんな反応をするのだろう。

そりゃそうでしょうね、と普通に思ってほしい。

“愛国心”という言葉は日本語に馴染まないので
英語を使わざるを得ないのは残念だが
Patriotismというのはそういうことだろうと思う。
母国を深く愛していれば
他国人が持つ母国への愛が、それ以外の国への同情を超えないことは
すんなりと理解できるはずだ。

私が2001年9月11日という日を忘れることがないのは
去年の今日、記したとおり。
それでも、思い入れは、ない。
毎年この日に“アメリカの根っこ”を再確認して
「自分はガイジンだなぁ」としみじみ感じるだけだ。
たまたましばらく滞在しているぐらいでは変えられないのが
Patriotismでしょう?
ガイジンにはガイジンの考えがあり、感じ方がある。
仮にも自由の国を名乗るなら、そこは放っておいてくれなくちゃね。

誤解のないように明言しておくが
この日に対するアメリカ人の思い入れには何の異議も反感もない。
殊更に礼賛するつもりも、軽蔑するつもりもない。
そりゃそうでしょうね、と普通に思う。
違和感があるとすれば
アメリカの理論で語られる9・11の原因や結果を真に受け
まるでアメリカ人のように思い入れを持つことができるガイジンが
日本にたくさんいることぐらいっすかね。
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by emi_blog | 2011-09-11 11:03 | 文化  

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