Challenge

「なぜいまさら免許?」という質問を受けた。
ごもっとも。



まずこれまで約6年間“無免許”だったことについて。
信じてもらいにくいのだけど、NY州では
外国の運転免許がそのまま州内で有効な免許として使える。
日本の免許があれば運転できるのだ。
それどころか、DMVは外国人がNY州免許を取ることを
「むしろやめとけ」と言っている(参照)。

それでもたいていの外国人はNY州免許を取る。
国際免許は保険料が高いし、何かと面倒なのだ。
こちらの免許は教習所通いも必要ないので
たとえば日本に比べれば、うんと安く手軽に取れる。
というか、取っておいて損はない。

にもかかわらず私が今まで免許を取らずにいて
しかも今さら取る気になったのは
自分の中でようやく年単位の滞在が決定したから。

これまた信じてもらいにくいんだけど
私は留学当初からずっと
「来月には、来週には、きっと挫折して帰国だ」と本気で思っていた。
クラスにはついていけないし、ホームシックは重症だし
免許を取るまでもなく私のアメリカ滞在は終了すると思っていた。

そうやって毎日アップアップの状態で
「もうダメだ、今度こそ無理だ」と言いながら
一学期、また一学期とギリギリやり過ごしていたら
なんと10学期ほど乗り越えてしまった。
そしてコースワークが終わり、Qualifying Examをパスして
とうとう最終項目を残すのみという立場になった。

もちろん自主退学するとか、強制送還されるとか
挫折の可能性が完全に断たれたわけではないが
師匠をはじめ、すでに多くの方を巻き込んでいるので
私の一存では引くに引けないところまで来てしまった。
どうやらこの流れだと
終点(またはその付近)まで到着しそうな気配だ。

そうこうするうちに、終点までの“時刻表”が出来上がった。
ダイヤの乱れは多少あるとしても
私の学業はおそらくあと1年~1年半で完結する。
それは逆に言えば、あと1年~1年半は撤退せず
アメリカに留まる可能性が高くなったということ。
来月や来週には帰国しないということ。

で、ここに来て初めて
「しばらく住むのかぁ。じゃあ免許でも取るか」という気になったのだ。
信じてもらいにくいけど。

賃貸派の私にとって
来年の今頃どこで何をやっているかが見えてきたという安定感は
かなりのプレッシャーであり、不安材料でもある。
また新しい課題を突きつけられている。
[PR]

by emi_blog | 2011-09-30 10:40 | その他  

<< 『日本経済こうすれば復興する!』 Road Test >>