Black Ice

氷コーヒーみたいなのじゃないよ。
そもそも黒くないし。



道路を膜のように覆う、極めて薄い氷のこと。
無色透明なので"Clear ice" という言い方もあるにはあるし
そっちの方が名前としては正確なのだけど
"Black ice" と呼ぶのが一般的。
アスファルトなど、地面の黒が透けて見えるから。

温度変化が激しい今のような時期は
昼間に雪が解け、夜から明け方にかけて再度凍る。
除雪され、道の両脇に積まれた雪から
水が這うようにして染み出し、そこで凍るとBlack iceができる。
透明度が高いので、ただ道が濡れているようにしか見えないが
実態は氷。
歩行者にとっても運転者にとっても危険極まりない。
Black ice の張った道は雪道の2倍事故が起きやすい
という報告もある(参照)。

とにかく薄い氷なので
たとえば陽が当たればすぐに解けて水になる。
夜明け前にあったBlack ice が日の出とともに消える、
なんてこともある(見た目にはどっちも水溜りだけど)。
儚いね。

ところがこれがかえって危ない。
がっつり分厚い、低温の氷ならしぶとく解けないけど
Black ice は足やタイヤが載った瞬間に解け
表面が水で覆われるので摩擦が働かない。
0F(-17C)の日より、32F(0C)の日の方がうんと滑りやすい。
ま、極寒だと歩くときも運転するときも気を引き締めてるから
その効果もありそうだしね。

Black ice is more slippery than thicker ones.(油断大敵)
…とかいうことわざはないかなと思ったけどなかった。
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by emi_blog | 2012-01-20 01:56 | ことば  

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