マンモTV

マンモTV
その教育的利用方法の提案。



このサイトには「考える高校生のためのサイト」という
サブタイトル的なコピーがついている。
「いろんなジャンルの情報から
『自分の頭で考えるヒント』を見つけ出すためのサイト」とも書いてある。
企画・運営しているのは、元予備校講師が設立したという
教材開発会社(参照)。
「学びの本質」を求めることがテーマになっている。

最近になってこのサイトを見つけ、
つまみ食い程度にあちこちのページを読んでみた。
インタビューがおもしろい。
私は基本的にひとの話を聞くのが好きだが
このインタビューのようにさまざまな分野のスターたちが
自らの紆余曲折を惜しげもなく語るのを聞くのは特に好き。
その人の生き方や考え方がどう形成されてきたか、
何がどうつながって今に至っているかを聞くと
運命の不思議さ、偶然の素晴らしさが感じられてワクワクする。

「考える高校生のためのサイト」とはいえ
取り立てて高校生向けのメッセージを発信しているわけではなく
大人が読んでもじゅうぶん勉強になる。
が、それだけに実際の読者は高校生よりも
高校生に読ませたいと望む大人たちのほうが多いんじゃないかと
思ってみたりもする。
本当に高校生に読んでほしいよなぁ。

というわけで、誰に何を頼まれたわけでもないが
このサイトを高校生に読んでもらい、さらに教室で使えるように
ちょっとした教案を考えてみた。
せっかく教材屋さんが作っているのだから
教材として使ってみようというわけだ。
科目は、限定する必要もないけど、あればコミュニケーション。
既存の科目でいうなら社会科系や国語などかな。
どうしてもというなら英語でもOK(しぶしぶ)。
カリキュラムとしては大学生にも応用できると思う。

以下、ざっくり書いておく。
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【グループプロジェクト】
ゴール:読み、考え、伝える。
グループで選択したページについて
・メンバーそれぞれがどこをどう読んだかを知らせあう
・重要なポイントは何か、なぜそれが重要か話し合う
・どう伝えるとよいか考える

流れとしては
①伝える相手を決める ②その人に伝わるように読み、考える ③発表
…を、カリキュラムの長さに応じて2-3セット繰り返す。

伝える相手の例は
『幼稚園児』『田舎のおじいちゃん・おばあちゃん』『外国人』など
インストラクターが提示する。
伝える相手を変えるごとに毎回違うページを選ばせてもよいし
同じページを使って伝え方を工夫させてもよい。
また、クラス全体で伝える相手を共通に設定してもよいし
グループごとに、たとえばクジ引きで相手を決めてもよい。

【Lesson 1: イントロダクション】
『マンモTV』サイトマップと、例となるページをプリントし、配布。
例を使ってグループプロジェクトを説明。
グループ分け(3-4人)。
全体ディスカッション:「『考える高校生のためのサイト』とは?」
宿題:プロジェクト用ページをグループで選んでくる。
(他のグループと重なっても内容は同じにならないから大丈夫。)

【Lesson 2】
各グループがどのページを、なぜ選択したか発表し
クラスメートから感想やアドバイスを受ける。
全体ディスカッション:「伝えるために必要なこととは?」
宿題:プロジェクト準備(この回以降、最終レッスンの一つ前まで同じ)

【Lesson 3-X】
各グループの進捗報告とクラスメートからのフィードバックを行い
それぞれ最終発表の準備を進める。
インストラクターはグループ活動を指導・観察しながら
準備にともなって発生する問題点や改善点、成功例を
その都度ディスカッションテーマとして取り上げ、全体でシェアする。
生徒たちの自主的な活動を促しつつ
「『誰に』『何を』『どう』伝えるか」という軸がブレないように誘導する。
クラスとグループ、グループとメンバーの両レベルにおいて
全体と個別の指導をバランスよく行う。

【最終Lesson】
グループ発表。
プロジェクトを完成させるにあたり、いちばん助かったこと
(例:XXさんのコメント、XXを見つけたこと、など)を述べる。
クラスメートによる評価。
インストラクターによる評価。

テーマを変え、新しいグループで、2つ目の発表準備を始める。
2セットめ以降はLesson 3-Xを短くするなど
パターン化を防ぎ、飽きさせないよう工夫する。
クラスの大きさやキャラ、設備環境に応じて
ディスカッションの場をオンラインに移したり、
『マンモTV』をお手本に生徒たちにサイトを作らせてみてもよい。
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by emi_blog | 2012-04-07 02:27 | 授業・カリキュラム | Comments(0)  

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