お得意様扱い

帰国便の手配をいつもお願いしている
旅行会社のSさんのこと。



アメリカ国内には日本向け航空券を得意とする旅行会社が
いくつかある。
もちろんそうじゃない旅行会社で頼んでも
航空会社で直接チケットを購入してもよいのだが
やはり割引率や手配のオプションの幅を考えると
利用する会社がどうしても決まってくる。

アメリカで日系のサービスを利用したことがある人ならわかると思うが
日系のサービスというのは日本のサービスとは違う。
もちろんアメリカ式とも違う。
ひと言でいうなら、当たり外れが多い。

帰国便の手配に際し、私も何度か“ハズレ”に遭った。
無責任な返事、失礼な言動に腹を立てながらも、そこは貧乏学生。
背に腹は変えられない。
度重なるサービスの悪さにとうとう黙っていられないこともあったが
基本的にはおとなしくしていた。
「他より安いんだから仕方がない」とあきらめた。

そういう経験のあと、たまたまSさんが担当になった。
2010年秋のこと。
印象の良い出会いというのは、対面なら最初の数秒、
メールなら最初の1通で決まるものだ。
「この会社にもこんなに感じの良い人がいたんだ」と思った。

以来、帰国便や呼び寄せ便、旅行の問い合わせは
Sさんにお願いするようになった。
仕事は速く、メールも電話も対応バッチリ。
一度ちょっとしたミスがあった時には、誠実に丁重に謝られた。
たいしたことじゃなかったので私は気にしていないのだけど
そのことをSさんは「あのときのようなミスがないように」といまだに言う。
よっぽどビビられてるのかしら。

JERAの高校生プロジェクトの件で相談したときには
とても感動してくれて、「少しでも役に立ちたい」と
航空券や日本の代理店情報をいろいろ送ってくれた。

「こういうデキる人は、すぐどっかに栄転しちゃうんだよな」
と思っていたら、案の定、この4月から企業担当に異動された。
やっぱりねぇ。

異動を知ったのは、
私がいつものように夏の帰国便の問い合わせをしたのを
Sさんが同僚から聞きつけ、「ご挨拶させていただきたい」と
メールをくださったから。

わざわざ報告してくれるだけでもありがたいのに
なんとSさんは
「もしよかったら個人的に引き続きお手伝いさせて頂きたい」
と申し出てくれた。
私は年に2度ほど、格安航空券しか買わないし、
料金によっては他社へ浮気もしたことのある客なのに
まるで上得意様のような扱いだよ。
私もSさんを指名できるなら安心。
何よりもSさんのお気持ちがうれしく、ありがたい。

こうして私はSさん専属のお客になった。
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by emi_blog | 2012-04-21 05:27 | その他 | Comments(0)  

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