A Concert for Hope

あかね雲がたなびく西の空を正面に見ながら
Nさんのコンサートへ。



Nさんは打楽器奏者。
かつては超有名ホールでソロコンサートを開いたほどの腕前。
第一線から退いてしばらく経つらしいが
長年の演奏仲間で世界的に有名な横笛奏者Mさんの声かけで
「重い腰を上げて」「錆びついた体に鞭を打って」(本人談)
久々のコンサートを開催することになった。

27年前にも演奏したという思い出のS大学のステージ。
「当時はまさかこの街にこんなに長く住むことになるとも
後にこの大学で教鞭を執ることになるとも思っていませんでした」。
“旅芸人のごとく”(本人談)世界中を駆けまわっていたNさんは
演奏で訪れたこのS市で運命の人と出会い、
そのまま住み着くことに。
人生、何が起きるかわかんないね。

初めて見るステージ上のNさんは、とにかくカッコよかった。
いや、日頃から素人じゃない気配はバリバリなんだけどさ。
気さくでおおらかな普段着のNさんとは違い
衣装をまとった今日のNさんはキリッと引き締まったプロの顔。
すっと伸びた背筋、ぴったりと地に着いた足とは対照的に
めまぐるしく動く手と指先。
緊張と緩和。静と動。
気迫に満ちた演奏に圧倒された。
前衛的な現代音楽もおもしろかったが
マリンバによる『荒城の月』の染みこんでくるような音が
とても印象的だった。

帰り道は東へ一直線。
まん丸にちょっと満たない明るい月がうちまで先導してくれた。
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by emi_blog | 2012-09-29 01:31 | 趣味 | Comments(0)  

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