Halloween

アメリカの食べ物とハロウィンのこと。



私はよく「アメリカに住んでるのになぜ太らない?」と聞かれる。
いやいやいや。
確かにアメリカは肥満大国で最先端の科学技術も持っているけど
入ってきた外国人をもれなく自動的に太らせるシステムは
さすがにまだ持っていない。

アメリカ的食生活の基本は料理をしないことだと思う。
外食や冷凍食品、お菓子を中心にすればどこにいても太るし
普通に自炊していればアメリカにいても太らない。
そういえば日本で「肥満度」がいちばん高い都道府県は沖縄で
原因のひとつとして「欧米型生活習慣」、なかでも
「手のこんだ料理を作らなくなった」ことが指摘されている(参照)。

私はあらゆる点において自分が“アメリカ化”するのを防ぎたいので
それなりに気をつけているつもりだが
完全に避けるのは不可能だとも思っている。
特に食生活では、カビないパンや腐らない野菜、
賞味期限が1ヶ月以上ある卵や牛乳などを日常的に食しているし、
外食や出来合いのお惣菜に正体不明なものが含まれていても
いちいち排除しないで、それなりにおいしくいただいている。
後々なんらかのツケは回ってくるかもね。
ま、それはそれでしゃーない。

とにかくアメリカの食習慣は普通の日本人から見れば異常。
大人はともかく、子どもに与えるとなると
心配になる日本人の親は少なくない(参照1 参照2)。
なにしろアメリカでは子どもが1歳ぐらいになったら
生野菜でも甘いものでも辛いものでも、
すごい色のケーキでもソーダでも何でもあげちゃう。
大人と同じものを食べさせるほうがラクだし
将来を心配して今を楽しまないのは性に合わないからね。
それもそれでしゃーない。

チョコレートなどは日本でもカフェインや糖分を気にして
与えない親も多いだろう。
日本人Nさんは娘のNちゃんが育つ間、
『チョコレート』という名前を教えなかったそうだ。

ある日、どうしてもチョコレートがほしかったNちゃんは
Nさんに「あれがほしい」と言った。
Nさんはとぼけて「何?何のこと?何がほしいの?」。
名前を知らないNちゃんはしばし考えて
"Happy Halloween!" と叫んだという。
なるほど、この呪文を唱えれば
ハロウィンの定番であるチョコがもらえる可能性は大。
賢いね。

すごい色のケーキといえば、この季節のは特にすごい。
色だけじゃなく、見た目がエグイ。グロい。気持ち悪い。
興味のある人は「ハロウィン アメリカ ケーキ」で検索でもしてみて。
どうしたらあれを口に入れる気になるんだろ。

一方で健康志向が強いのもアメリカ的。
たとえばGreen Halloweenなどでは
ハロウィンで配るお菓子にも気を遣うよう呼びかけている(参照)。
領事館発信の『安全アドバイス』はこちら寄りらしく、推奨しているのは
「小分けにしたドライフルーツや
個々に包装されたスティングチーズのような健康的なお菓子」(参照)。
意識が高まると極端に走るのもアメリカ的。
そしてアメリカ的は往々にして現代日本的。

日本に伝わるアメリカはいつも、ハロウィンで言うところの
「コスプレして楽しくパーティー」の側面ばかり。
でもオバケやゾンビ、墓地などの暗くて怖い面も
知らないうちに忍び込んじゃってるから気をつけて。

かわいいチビッコの訪問と戸締り用心が共存する夜。
Happy Halloween!
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by emi_blog | 2012-11-01 00:42 | 文化 | Comments(0)  

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