Agonizing Days

やるべきことはわかっている。
やったらどうなるかもわかっている。



いま取り組んでいることを毎日ひとつずつやっていくと
一月半ほどで次に進める。
そしたら情報を整理して理論展開を考えてまとめ、
追加のデータ収集のため一時帰国する。
で、持ち帰ったデータを処理して
それまでに得た情報と融合させて、カタチを作る。
そこで一旦データ分析は区切りをつけて
文献の整理と先行研究、最先端の見解を洗い出す。
そこまで済んだらまたデータを引っ張り出して
あっちとこっちを行ったり来たりしつつ、折り合いをつけて完成。

たったそれだけのこと。
はっはっは。

アメリカにも日本にも、他の国にも
応援してくれる人たちがいる。
具体的な協力者も定期的に現れる。
集中すればするほど頭が冴えて効率がよくなる。
がんばった日は晴れやかな気分で、よく眠れる。
一日休めば、一日以上の遅れが生じる。

でもねぇ。
毎日は走れないのだよ。

気が散ったり気持ちが沈んだりして
仕事が手に付かない日は
自己嫌悪や焦りで時間を無駄にする。
スコープが広がりすぎて、何をやっているのかわからなくなり
すべてがバカバカしく、虚しくなったりもする。

これが当分続くのか。
さすが、噂にたがわぬ厄介な日々だね。

あらゆる分野の第一人者、偉大な研究者などにとって
自らの仕事は天職どころか人生そのものという場合が多い。
ほとんど恋をしているようなもので
仕事のことを思うだけでワクワク、ソワソワ。
寝ても覚めてもそればっかり考えていて
その話題になると、目はキラキラ輝き、興奮して話が止まらない。

「そういう人はいいなぁ」なんて暢気に感心しつつ、
「結局私は凡人だからさ」なんて、つい言い訳したくなるのけど、
じゃあそういう人はどんな時も
仕事や研究を思いっきりできる状態にあったのだろうか。

たぶん違うよね。
確かに所属機関や家族などのサポートにより
仕事や研究に集中しやすい環境に身を置いてはいただろうけど
だからといって、いつでも万全の態勢でいられるわけがない。

偉人や変人にも、きっとがんばれない日がある。
平均よりはうんと少ないかもしれないけど、きっとある。
それでも彼らは気を取り直して仕事に戻る。
で、いつの間にかまた仕事に没頭している。
気が乗らなかったことなどなかったかのように軽やかに
次へ次へと進んでいく。

凡人の私はすぐグズグズして弱音を吐く。
雨が降る日は降る日で予定を棒に振り
風が吹く日は吹く日で予定を棒に振る。
地下鉄をおりれば君がいっぱい。

しょうがない。
こういう人ですもの。

これも何年か後には話のタネになるのだろう。
「もう二度とやりたくない」って言ってんだろうなぁ。
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by emi_blog | 2013-02-11 08:50 | 研究  

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