日中英語教育比較

State Test 2日目。
朝から日中英語教育事情比較(雑談)。



事務所前で中国語通訳のRと会った。
私もRも早めに出勤するタイプなので
Lの準備が整うまでたっぷり待っていられる。
「昨日どうだった?」と初日の様子を聞く。

Rは4年生の女の子Cを担当している。
昨日チラッと会ったが、ホワンとした雰囲気の
おとなしいけど賢そうな感じの子だった。
Cは今年アメリカへ移ってきて
この学校に通い始めたのは3月からだそうだ。
たった1ヶ月でState Test って、かわいそうに。

State Test には中国語版があるので
すべてがっつり訳す役目の日本人通訳と違い
Rの仕事はところどころ補助的に訳す程度らしい。
さらに、「Cは結構英語がわかってると思う」とRは言う。

確かに。
Cは恥ずかしそうに笑って答えこそ言わないが
私やLが話しかけることに対し、
ちゃんと聞き取って理解している感じはすごくあった。

Rは「自分がアメリカに来た頃とは比べ物にならない」と言った。
Rが小学生だった10年前の中国では
英語を習い始めるのは中学から。
今の子たちは小学生から英語を習っているし
その習得の速さも到達レベルも
Rの時代では考えられないと言う。
「まったく別の世代って感じがする?」と聞くと
「まさに世代が違うって感じだよ。
僕ら旧世代から見るとすごい進歩」とR。

さて。
もちろん単純な比較はできないけどね。
あえてものすごく乱暴に言うなら
たぶん日本の20代は、今の小学生の英語に関して
「世代が変わったなぁ」と実感するほどの差を感じないと思う。
今このアメリカの小学校に来ている日本人小学生を
10年前の日本の小学生の中に混ぜても違和感がないし、
10年前の小学生を今ここへ連れてきても
他の日本人の子たちと同じようなもんだろうなと思う。

Cが非常に優秀で、ついでに英語もできちゃう可能性は高いが
たとえば英才教育的な特殊環境で
母国にいるときから英語を訓練していた様子はない。
まだそれほど話せないし、母語でテストを受けているぐらいだしね。
それでも通訳に「結構わかってるな」と感じさせる。
大したものだよね。

中国語母語話者と日本語母語話者では
英語学習のスタートラインから条件が違う。
アメリカに来る事情も違う。
その他諸々、いろいろが違う。
だからこういうことを言って、どなたかがそこだけ切り取って
ツイッターかなんかを使って拡散したりすると誤解の元になるから
やめといた方がいいんだろうけどさ。

もし日本が本当に“国民皆英語”を推進したいなら
とりあえず中国ぐらい本気で取り組まなきゃダメだろうね。

で、それは今の日本人にできるだろうか?
新しい教育に向かう世界的な動きに合っているか?
何のための“国民皆英語”か?
英語ができない人を残していると何がいけないか?
誰が困るのか?
“国民皆英語”を達成すると誰が得するのか?

みんなでよーく考えよう。
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by emi_blog | 2013-04-26 13:31 | 教育 | Comments(0)  

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