成長

去年、今年とState Test のお手伝いをした
Tちゃんのこと。



1年ぶりに会ったテスト初日。
私は「覚えてるかな?」ぐらいだったのだが
Tちゃんは普通に「久しぶり」って感じで
冬休みにディズニーランド(=Disney World)に行ってきたなど
近況を報告してくれた。

小柄なTちゃんはサイズ的にはあまり変わっていないけど
よく笑うようになったかな。

テスト中はあいかわらずの良い姿勢で
きちんと削った鉛筆で、きれいな字を丁寧に書く。
難しい問題に出くわすと「ふー」と大きく息を吐いて
左側に傾き、肘をついてこめかみあたりで頭を支える。
このポーズも変わらず。

しかし去年と大きく違うのは
「ま、いっか」ができるようになったこと。
ESL担当のL も「完璧主義なところがある」と表現していたが
去年は先頭から1問ずつ、きっちり解いていき
つまづくとずっとそこにひっかかって涙が出ちゃったりしていた。
今年はちょっと考えてわからなかったら「飛ばしとく」と言って
得意なものから先に片付け、後で戻り、
再び考えてもわからなかったら「勘でいいかな」とか
「たぶん間違ってるけど」とか言って、
とにかく答えることができるようになっていた。

外国の文化と言葉の中に急に入れられて、もがきながら
「ま、いっか」のワザを身に付けたんだね。
素晴らしい。

テストの通訳は、いちおう全問日本語にして伝えたが
Tちゃんは自分で英語を読み、聞こえてくる日本語を補助的に利用して
問われている内容を理解しているな、という感じがした。
問題を解きながら「ここもう一回読んで」と言うところもあったが
見直しのときは完全に一人でできていた。

3日目の記述式テストでは
途中の計算や考え方を説明させて解答のプロセスを審査する。
解き方はわかっていても、それを文章で説明するのは
特に日本人には難しい。
Tちゃんは去年の苦い経験からこれをすごく心配していた。
が、今年のTちゃんの学年のテストでは
途中の計算が説明の役目をする問題ばかりで
文章を書く必要はなかった。
最後のページを開けたときTちゃんは
「これで終わり?説明の問題ないの?」と驚き、私が黙ってうなずくと
「やったぁ!」と本当にうれしそうだった。

テストの後、Tちゃんの“日米比較文化論”を拝聴しながら
Tちゃんの観察の鋭さ、この1年で経験したことの豊富さに感心した。

そして来年以降、Tちゃんは通訳なしでテストを受ける。
もう大丈夫だもんね。


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by emi_blog | 2013-04-29 02:10 | 教育  

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