同乗者

今回の帰国も、往復の機内で
いろんな人と出会った。



往きの第1便・国内線で隣になったSは
3年ぶりに母と姉を訪ね、コロラドの自宅へ帰る途中だった。
教養が高く、きびきびした口調が特徴的なSに
職業を尋ねると、元弁護士、子育て期間をはさんで
現在はカウンセリング勉強中だという。
「人助けがお好きなんですね」というと
我が意を得たりといった様子でますます饒舌になるのだが
乱気流のたびに「あ、これダメなのよ」と
肘掛を握って目が泳いじゃうあたり
いかにも旅慣れていない、アメリカの田舎の人なのだった。
テクノロジーの発達が人間に及ぼす悪影響について語ったが
私が日本に着いてパソコンを開いたらもうメールが届いていた。

第2便・国際線で出会ったのはアメリカ海軍のL。
一時帰国を終えて横浜へ戻るところだった。
海軍のエリートらしい毅然とした佇まいと
日本カブレっぷりが印象的だった。
日本在住歴1年強。
アメリカには1週間しかいなかったそうだが
滞在中、日本食が恋しくて恋しくて、
耐えかねてジャパニーズ・レストランへ行ったが
「食えたもんじゃなかった」と言っていた。
彼みたいな人は間違いなく日本人の嫁をもらうんだろうね。

帰りの国際線では、日本人のTさんと隣になった。
これから初のアメリカ本土上陸を果たし、
秋学期からの入学に向けて大学併設のESLに入るところ。
不安と期待の入り混じる、それでいて頼もしい雰囲気だった。
とても高校卒業したてとは思えない。
これもまた、現代日本の若者のサンプルなのである。
「『4年間、あっという間だった』って言うと思うよ」と言うと
「だといいんですけど」と微笑んだ。
彼女とはどこかでまた会えそうな気がする。

そして最後の国内線では、A氏と隣り合わせた。
トロントがベースのコーヒーショップチェーンの社長で
ニューヨーク北部の新店舗での打ち合わせに向かう途中だった。
天候による航路変更、それに伴う燃料補給などで
出発まで2時間、機内に閉じ込められていたおかげで
いろんな話ができた。
彼のコーヒーショップには近いうちに、
オススメの高級寿司店にはいつかトロントを訪れた際に
行ってみようと思う。
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by emi_blog | 2013-06-24 00:32 | その他 | Comments(0)  

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