おみやげ

夜、急用ができたということで
日本人の友人が訪ねてきた。



で、ひとまず用事を済ませ、その後のこと。

いつも手ぶらで来るように言うのだけど
彼女は気を利かせて何かしら持ってくる。
今日はお菓子の箱を出しながら
「これ、昨日もらったんですけど、
『開けたらすぐ食べるように』と言われて。
一人じゃ食べきれないので、持ってきました」。

箱をチラッと見て
おぉぉ、生八ツ橋!と言うと
「あ、知ってます?」。
京都の方にもらったの?と聞くと
「あ、これ京都のお菓子なんですか?」。

彼女は日本人といっても、日本に住んだ経験がわずかしかない。
日本語ネイティブだし、日本人学校出身だし、
いまだに日本のテレビをよく見ている人なので
それを意識することはめったにないが、
そうかぁ、生八ツ橋を知らないか。

たとえば日本へ行ったことのない外国人に説明するなら
「日本のお菓子」から始めて、あとは
あんこの正体なり、京都の地理なり歴史なり、八橋検校の話なり、
相手の知識や興味に合わせ、必要に応じて説明を追加するだろう。

でも、日本人に生八ツ橋を説明する機会はあまりない。
たとえばクイズ番組で、生八ツ橋を見せて
「これはどこの都道府県のお土産でしょう?」なんて問題を出して
盛り上がるとは思えない。
修学旅行のおかげもあり、京都へ行ったことがある人は多いし、
日本に住んでいれば、自身が動かなくても、
京都および関西のお土産として生八ツ橋をもらうこともある。
日本に住む日本人で生八ツ橋を知らずに大人になるのは
かなりの狭き門じゃないかしら、と思うけど
これは京都に近いところ出身の人特有の発想なのかな。

私の個人的感覚的には
生八ツ橋はただの地方土産でもないんだよな。
「白い恋人」や「萩の月」、「東京ばな奈」など
超有名な、お土産のド定番とは、ちょっと違うカテゴリーなのよね。
何が違うかはうまく説明できないんだけど。

うーん。
外国にいるといろんな経験をするね。
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by emi_blog | 2013-08-15 16:58 | 文化 | Comments(0)  

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