久しぶりに会った妹弟子Iが
「Albanyの秋がこんなに美しいなんて」と言っていた。



本当に。
この時期、この街は本当に美しい。

連日よく晴れて、澄みきった青がどこまでも広がる。
雲ひとつない日も、白い雲が添えられた日も
どちらもいい。
木々はまだ緑が優勢だが
黄色や赤、オレンジが目立つようになってきた。
風が吹くと、乾いた葉の擦り合う音がして
色とりどりの葉が吹雪のように一斉に舞い降りてきて、
芝生の上で落ち着く。
日が傾けば、まぶしい光が木々を照らして
葉はまた違う色で輝く。
長く伸びた影もまた、いい。

「今年は特別美しいの?
それとも去年、私は1年目だったから
景色を見る余裕がなかったの?」
とIに聞かれて思い出した。

そう、私も最初のうちはこの景色が目に入っていなかった。
秋学期が佳境に入り、授業のスピードが上がり、
Midterm の内容が具体的にわかってくる頃。
たとえ窓から見える木が日に日に色づいていても、
実際に真っ赤な葉を踏んで歩いていても、
日が極端に短くなってきていても、
まったく気づいていなかった。
季節を感じる余裕がなかったのだ。

このブログの記録によると、私が初めてこの街の
秋の美しさに気づいたのは2010年(参照)。
ここに住み始めたのは2006年だから
それまでに秋は4回来ていたはずだが
「アメリカに来て初めて
こんなにたっぷり秋を楽しんでいる」
「これを何年も見逃していたのか」と書いている。

Iには
「2年目で気づくのは早い方だよ」と言っておいた。


【関連記事】
渾然一体 (2010/10/23)
Midterm (2009/10/19)
[PR]

by emi_blog | 2013-10-03 06:51 |  

<< VAT 『素直』 >>