師匠

今学期はずっと不在のはずの師匠が
ふらりと帰ってきた。



師匠は現在sabbatical (研究休暇)中。
いつどこにいるのか、聞くには聞いたんだけど
世界中を転々としすぎてて、よくわからない。
ざっくり、アジア、ヨーロッパ、オセアニアに少しずついて
来年1月までアメリカには帰ってこない、
というようなことだったと思う。

ところが9月初旬、弟子全員宛にこんなメールが来た。
「スペインからオーストラリアへ移動する間の
今月下旬から来月中旬にかけての3週間ほど
アメリカへ戻ることになった。
sabbatical 中に大学へ行くつもりはないのだが
以下の日限定で特別にオフィスにいる日を設けるので
緊急の相談がある者はアポを取るように」。

いつもそうだけど師匠からのメールの威力はすごい。
パソコン画面から放たれる圧が半端ない。
特に今回は不意打ちで届いた久しぶりのメールなので
それまでゆるゆるしていた自宅の空気が一瞬にして凍った。
師匠にその意図があったとは思えないけど
わたし的には警策で打たれたような気持ちになった。
(実際の坐禅では打たれたことないけど。)

「緊急の相談がある者は」なんて書いてあると
シロウトさんは自由参加と思っちゃうかもしれないけどさ。
「私はいいです」なんて言おうものなら大目玉に決まってる。
これは何を置いても馳せ参じなければならない召集命令。
そして馳せ参じるとなれば
何らかの“手土産”を用意しないわけにはいかない。

というわけでお尻に火がついた。
結果的にそれが“脱出”のきっかけにもなった(参照)。

アポ前日は緊張してソワソワしていたけど
当日はいたって和やかに、実のある話ができた。

あいかわらず身勝手だし、カッコつけだし、
「今学期は学生の世話をする義務はない」
「sabbatical なのに時間を作ってやった」と恩着せがましいし、
きょうだい弟子に聞くところによると
あいかわらずブチ切れると手がつけられないらしいけど、
やっぱりこの人が師匠でよかったと思う。


【関連記事】
脱出 (2013/10/1)
師匠の部屋 (2013/3/15)
Political (2010/9/15)
A New Stage (2009/9/23)
K教授 (2008/10/1)
[PR]

by emi_blog | 2013-10-11 15:15 | 研究 | Comments(0)  

名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ぶどうジャム お弁当 >>