Cafeteria

先日、保護者会の通訳をしたご縁で
知り合ったおうちの子のこと。



春のState Test (統一テスト)でお手伝いに行く小学校の
ESL担当教員Lから、保護者会の通訳を依頼された。
日本から来たばかりの新しい家族が
2組いるという。

保護者会は、まぁ普通アメリカ人なら
担任の先生とお母さんの2人、ということが多い。
でも外国人、特に日本人の場合は
お母さん一人では不安なので、お父さんも一緒で、
さらにESL教員も入るので、4人。
そこへ通訳が入ると、5人。
2人と5人じゃずいぶん雰囲気が違うよね。

保護者会は授業が終わってから始まるので
学校には子どもがほとんどいない。
なのでテストのときほど楽しくない。
ま、仕事だし、人助けだからいいんだけど、
せっかく小学校に行くのに、目の保養にはならないのは
ちょっと残念。

1組目のご家族はアメリカへ来て2ヶ月。
子どもはKちゃんという1年生の女の子。
ご両親の雰囲気と、先生方の評価から、
本人がいなくても人物像が簡単に描ける。
いい子で、みんなが友達になりたくなるタイプ。

相談事の中に、ランチのことがあった。
「カフェテリアでランチを食べてみたいけど、
英語はしゃべれないし、注文の仕方もわからないので
怖くて行けない」とのこと。

おそらく賢い子で、だからこそ先を読んで
心配になってしまうのだろう。
担任、ESLの先生と相談して、みんなで協力して
ぜひともKちゃんの“カフェテリアデビュー”を実現させよう、
ということになった。

先生からメニューをもらい、私が日本語に訳し、
おうちでお母さんと一緒に見ておいてもらう。
どこからいくつ選んで、トレイに何を載せるなどのルールや
何曜日に何が出るという定番メニューの順番も
訳して日本語で説明しておく。
メニューには"Grab bag" など、
先生たちにもわからない謎のセット物がいくつかあったので
カフェテリアで中身を確認してもらった。

タイミングのいいことに、ハロウィンの日に
親子朝食会があることがわかった。
Kちゃんはお母さんと一緒に
はじめてのカフェテリアを経験することができた。
そこで日本人の"先輩”たちに教えてもらって、
Kちゃんは注文のシステムが理解できたようだ。

その後で聞いたのだが、Kちゃんは
日本ではおつかいを任されるのが大好きで、
アメリカでそれができないことを残念がっていたそうだ。
アメリカでは子どもが一人で出かけることは許されないし、
そもそもスーパーまで歩いていける距離じゃないしね。
カフェテリアでの注文は、Kちゃんの好きなおつかいに似ていて、
久しぶりにお買い物気分が味わえたことがうれしかったようだ。

そして日曜日。
Kちゃんは
「明日、カフェテリアにチャレンジしたい」と言い出した。
その情報をお母さん→私→ESL教員の順で伝達し、
明日の本番に備える。
おうちでは母子ともどもドキドキのようだが、きっと大丈夫。
ひとまわり大きくなって帰ってくるKちゃんが
目に浮かぶようだ(会ったことないけど)。

子どもたちはエライ。
大人もがんばらなくちゃ。


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by emi_blog | 2013-11-04 07:43 | 教育  

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