捨てる神・拾う神

あいかわらず、捨てられたり、拾われたり。
続・椅子の話。



先月末、椅子の座るところの高さを調整しようとして
上がったはいいが、そのまま固まってしまった(参照)。
で、ガスシリンダーの交換が必要とわかったが、
シリンダーのサイズが規格外でややこしそうなので
新しい椅子を買うことにした。

…の、つづき。

あまり時間をかけて調べている場合じゃないので
最初はAmazon あたりでBest Seller になっているものを
適当に選べばいっか、と思っていた。
が、やめた。

壊れてみて、いかに自分がこの椅子に馴染んでいるかが
よくわかったのだ。
私は身長がさほど高くなく、座面に“人工筋肉”(参照)を敷くため、
椅子はなるべく低くできるものがよい。
また、今まで意識したこともなかったが
マウスを操作するとき、
右肘から指先までを同じ高さにする癖がついており、
肘掛がなかったり、肘掛の素材が硬かったりすると
疲れやすいことがわかった。
あと、これはまぁどっちでもいいと言えばいいけど、
できれば今のような茶系の椅子だと
部屋の色合い的にありがたい。

たったこれだけの条件でも、探してみると見つからない。
じゃあ、同じ椅子を買いなおしますか。

と思って型番を探し当て、検索して注文。
やれやれ、と思っていたら翌日には注文がキャンセルされた。
「在庫切れ」。
確かに古い商品なので、売っているところは多くはないけど
ネット上で見る限り、まだあちこちに在庫がある。
が、どうやらこれは情報が更新されていないだけらしい。

別の店へ行き、念のため注文前に電話で確認。
少し待たされて、「在庫あり」の返事をもらったので発注したのだが、
また翌日には「在庫切れのためキャンセル」。
なーんだよーぅ。
でもこの店は親切にも
「この商品はもう製造中止で、他の小売店でも品切れなので
新しい商品にしたほうがいいよ」と教えてくれた。

じゃあ振り出しに戻って別の椅子を探すか、と思ったのだが
どうせ戻るならシリンダー交換案に戻った方がいいなと思いなおした。
なにしろ椅子自体はどこも悪くなっていないんだし。

YouTube (参照)を見て、シリンダーのサイズを測る。
うーむ。
どうやらうちのコは一般的なシリンダーより短くて細身みたい。

サイズの違うものを買ってもしょうがないので
メーカーにメールで問い合わせる。
椅子の型番を伝え、事情を説明し、
これに合うシリンダーの型番を教えてほしいと書いたのだが
カスタマーサービスからの返事はたった1行。
「どこで買った?」。
その英語が微妙なので、質問が伝わってないのかなと思い、
「買ったのはAmazon。知りたいのは型番」と書いて返信。
するとまた返事は1行。
「住所は?」。

うむむ。
これは私のコミュニケーション力が試されてるな。
リーダーシップおよびコーチングの原則、
「Succinct, Specific, and Generous」に基づいて
こちらの聞きたいことはいったん全部引っ込めて、
相手の求める情報だけを伝えて待ってみる。

するとその日の夕方に、また1行メール。
「So# 6270***」。
ハテナすぎて笑ってしまった。

そのあと確認したところ、なんと交換用のシリンダーを
無料で送ってくれていたことがわかった。
なんだかさっぱりわからないが、ありがたい。
「So# 6270***」は送付伝票かなんかの番号だった。
UPSの追跡番号をもらって、到着を待つ。

で、数日後の夕方に届いたので
さっそくまたYouTube (参照)を見ながら椅子を分解。
すると、"mechanism" と呼ばれる調節部分が
これまた特殊な形だということが発覚。
古いシリンダーを裏から叩いて外す作戦だったが、
レンチがないとダメだとわかった。
アパートのメンテナンスももう帰った後なので
とりあえずその日は分解した状態で保留。

翌日、アパートのオフィスに電話して
メンテナンスの誰かにやってもらえないか聞いてみた。
あっさり、「No」。
前の管理人Nが去って、まだ新しい管理人Oとは面識がない。
しかも今日の担当はOの代理なので
マニュアル外のことはできない。
いつもちょっとしたお願いを聞いてくれる
メンテナンスのチーフAは長期休暇中。
道具だけでも貸してもらえない?と言ってみたが、これも「No」。
しゃーない。

どうすっかなーと思っていたら、まったく別の用事で
Jから連絡があった。
で、話の流れで
「そういえば改装中のJの家に入っているHandyman の誰かで、
椅子を直してくれる人いない?」と聞いてみた。
あっさり、「Yes」。
その後、Handyman のSを紹介してもらい、電話で事情を説明して
翌日やってもらえることになった。

Jの家へ部品を運び、簡単に説明して、あとはSにお任せ。
シュッとやって、カンカン、ポロ、プシュ、であっという間に完了。

そんなこんなで、拾う神たちに拾われて
無事、快適な椅子生活が取り戻せた。
ありがたい、ありがたい。


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by emi_blog | 2014-10-22 08:35 | その他  

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