バンジージャンプ

酔った勢いでもなんでもいいから
「バンジーやってみようかな」と言ったとする。



自分で申し込んで
費用も払って
プロテクターを身につけて
自分の足でバンジー台に立ったとする。

決して飛びたいわけではないが
飛んでおいた方が後々のためにたぶんよいのだ。

ここに至るまでにも
迷いがなかったわけではない。
いざ飛ぶという段になったら
自分がどう反応するか予想もできないから
あえて考えないようにしてきた。

意外と飛べるものかもしれない。
頭がまっしろになるかもしれない。
その時の状態にまかせよう。

ところが。
これは飛べない、と思ったとする。
やばい。無理そうだ。

飛んだ人はみな「飛んでよかった」と言う。
いや、飛んだらよさそうなことはわかっている。
だから「飛んでみる」と言ったのだし
飛んでみたい気もなかったわけではない。

何でこんなとこに来てしまったのだろう。
飛ばなくても誰も困るわけではない。
でもいま引き返したら後悔しないか?

少し時間をもらったら気持ちが落ち着くかもしれないが
後ろがつまっていてそうはいかないらしい。

目をつぶって息を止めて
片足を踏み出すたびに周囲が囃したてる。
半歩下がってためいきを吐く。

バンジーなんていったい誰が発明したんだ。
なんでよりによって私なんだ。
そりゃ、言い出したのは私だけれど。
どうしてこんなことになってしまったのか。
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by emi_blog | 2005-11-05 22:55 | その他  

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