K教授

「第二言語学習」のK教授は
TESOLの中心的な指導教授で
私のアドバイザーでもある。



ひと目で学者とわかる。
ハンガリー人特有の強いアクセントがある。

初めての授業では
講義がほとんど聞き取れなくて
どうしようかと思ったが
みんなに「そのうち慣れる」と言われたとおり
聞こえるようになってきた。
不思議なものだ。

同居人のR(アメリカ人)が
「Kは/w/の音を/v/で発音する」のを発見した。
なるほど。
それに母音の音がとても強い。
そのパターンがわかったらずいぶん楽になった。

それでも時々クラス中が「?」となることがある。
授業の後で「あそこ何て言ってた?」と聞き合うが
必ずしも全部は解決されない。
ま、いっか。

この授業は最後の1時間が学生のプレゼンテーション。
今日のテーマは「第二言語習得における顕著性(salience)仮説」。
これ、K教授の論文。

プレゼンターのD, A, Sはパワーポイントを使い
発表は構成が工夫されていてわかりやすかった。

K教授はプレゼンの間、他の学生と同じように
聴衆のひとりになることになっている。
なっているのだが…。

前回の時も5分と黙っていられず
「あ、今のとこだけども」と
ちょいちょい口を挟んでいた。

それが今日はK教授自身の論文。
落ち着いていられるわけがない。

発表の最中、教室の脇のイスから立ち上がり
スクリーンを指差し一言。
席に戻ったかと思ったらもう立ち上がり
また一言。
その繰り返しでぴょこぴょこしている。
隣の席のSもRもうつむいて笑いをこらえている。

夕食の後はRと私で
“今日のKショー”と題し
去年K教授の授業をとっていた同居人Aを相手に
教室のK教授の様子を再現して見せた。
キッチンのイスを使って「ぴょこぴょこ」し
/v/と強い母音でしゃべり
ふた言めには"kick the bucket"と言う。
大爆笑だった。
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by emi_blog | 2006-02-07 23:39 | 学業  

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