人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Blackout

昨夜9:18pmから約18時間にわたる
停電の記録。



Wed, Feb 6
8:35pm 授業終わり。
凍りついた道をツルツル滑りながら帰宅。
パソコンが起動する間に着替えをし
プリントしてきた論文の仕分けをしていた。

9:18pm
携帯が充電器から外れた時に鳴るピコという音と共に
突然照明が消えた。
パソコン画面だけが光っている。
部屋のスイッチを入/切してみるが手ごたえなし。

携帯をライト代わりにして廊下に出ると
完ッ璧な暗闇。
管理事務所に電話。
時間外のオペレータはいつものように
名前・スペル・住所・電話番号を伝えないと
用件を聞いてくれない。

ただいつもと違ったのは
「停電です。廊下も全部明かりが消えてます。
外から見る限り他の部屋も真っ暗です。」と言ったら
さすがに「ワァオ」と返ってきたこと。
またすぐマニュアルに戻り
「担当から折り返し電話をします」と言われたけど。
私の部屋だけの問題じゃないので
電話はかかってこない気がした。

さて、と。どうすっか。
こういうときパニくらないのが私の特徴だなぁと
この状況下にしみじみ思う。
とりあえずブラインドを開ける。
外灯の明かりがいくらか入って真っ暗度が下がった。

ベッド脇に常備してある懐中電灯を見つけ
念のため予備の電池を用意。
趣味用のキャンドルも灯して最低限の明かりを確保。
しかしこれではとても明日の予習はできない。
管理オフィスなら非常灯でもついてるかなと思い
読み物と携帯を持って
暗黒の廊下をおそるおそる通って行ってみるも
そんなごじゃれた設備はついていなかった。

10:15pm
電話はかかってこない。
これはすぐには復旧しないと見た。
パソコンは開いているがネットワーク接続ができないので
充電を持たせるためにも電源を落とす。
今日中にどうしてもTに連絡する必要があり
電話でHさんに代理を頼んだ。

ヒーターは余熱でまだほんのり暖かいが
おそらくこのままでは冷えてくる。
懐中電灯の明かりで洗顔と歯磨きをし
夕食は断念して寝ることにした。
なにしろネットもダメ、読みもダメではすることもないし。
こんなことでもないと学期中に早寝なんてしないし。

Thurs, Feb 7
3:00am
やはり冷えてきた。
暖房が強すぎるからと先日かたづけたばかりのふとんを
クローゼットから出してきて包まって寝る。

それにしても静か。
冷蔵庫も暖房のポンプも止まってるんだもんなぁ。
階上からいつも聞こえる扇風機の振動音もない。
人の気配すらない。
「シーン」って極太で書いてある感じ。

6:30am
遠くでメンテナンスのおじさんの声がする。
大型の車がやってきてなにやら作業が始まった。
外は曇天でブラインドを開けてもあまり明るくならない。

8:30am
顔を洗いに行くとお湯が出ない。
ガスコンロは着火しないだけでガスは出ているので
キャンドル用のチャッカマンで火をつけてお湯を沸かす。
お鍋にたっぷり2杯沸かして洗顔とお茶に使い
残りは湯たんぽに入れて暖をとる。

まもなく雪がざくざく降ってきた。
この寒さを利用しない手はないので
冷凍・冷蔵モノを外へ出す。

なんとか文字が読める明るさになったので
授業の予習をする。

早めにキャンパスに行くことも考えたが
10時間もキャンパスにいたことがないので
どうしていいかわからない。
授業に臨む頃には疲れてしまいそうだ。
しかもこの雪の中、車をガレージから出して
キャンパスの屋根のない駐車場に置いておけば
授業後、雪かきは免れない。
というわけで時間まで自宅待機を選択。

11:30am
お昼ごはんも無事にできた。
オール電化じゃなくてよかったなぁ。
こんなことでもないと出番がなかった
日本経由ドイツ生まれの湯たんぽも大活躍。

3:05pm
もう暗くなってきて読めないし
授業の前にプリントするものもあるし
オフィスでメールチェックもしたいので
少し早いが出かけることにした。

今日も復旧しなかった場合に備え
オフィスの電力を拝借して携帯を充電してこようと
充電器をバッグに入れる。
廊下と階段を歩くには懐中電灯も持って行かなくては。

靴を履く直前なんとなくスイッチを入れると
なんと部屋の照明がついた。
ドアの覗き穴から廊下の明かりが見える。
おじさんたち、ありがとう!!
キッチンに行くとオーブンの時計が9:18で点滅している。
ならばパソコンも。プリンタも。
うれしくて部屋中の明かりをつけてみる。
冷蔵庫が冷えるのを待って外に置いた食料を入れる。
そんなことをしていたら授業に少し遅れてしまった。

暖房・照明・パソコン・冷蔵庫・ドライヤー・
電気ポット・レンジ・トースター・炊飯器etc.etc.
みんないつもどおり働いてくれている。
ありがたいなぁ。
でもまた喉元すぎると忘れちゃうんだよ。
ごめんね。

by emi_blog | 2008-02-07 19:34 | その他 | Comments(0)  

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ミニつらら Japan >>