文化破壊

『個性の名の下に
文化が崩されていく仮説』。



文化というのは
ある集団単位で
メンバーの了解を得て成立し運用される。
小さい単位だと家族とか部族とか。
大きな単位だと国とか地域。

現代の日本が危ないなぁと思うのは
自国の文化を疑うヤカラが多くなってきたこと。

文化は人が集まって自然にできあがる。
だから理にかなってもいるし
無理なく受け継いでいくことができる。

自然が自然に生まれ自然に育つということには
想像が及ばないほどの力がある。
ぽっと出のニンゲンごときの浅知恵で
どうのこうのするとおかしなことになる。

木が枯れはじめ鳥が飛ばなくなり
魚が浮いて空気が濁ってようやく
ヒトの一部が「あ、ヤバイかも」と気づき始めた。
それでもまだほんの一部。
まぁ全員が気づいた頃には遅いのだけど。

異文化交流とは
自然界に化学薬品を撒いたり
体内に抗生物質を注入するようなものだと思う。
導入直後は拒絶反応が起こることもあるが
やがて中に取り込まれて順応していく。

しかしそれも母体の体力が弱まってくると
拒絶反応も起きないまま
ただじわじわと体が蝕まれていく。

海の向こうには個性の強い文化があると
誰かが言った。
コセー?
よくわからないままスタートを切った。
「みんなと同じはよくないらしいよ」と
また誰かが言った。
そうか、じゃあみんながすることはやめてみよう。
昔からやってきたことは捨てよう。
古いことなんてダッセーし。

みんなが言わないことを言います。
みんながしないことをやります。
みんながすることはやりません。
みんなが好きなことは嫌います。
みんながいいと思うことには反発します。
これが私の個性です。

さて。

私が望みもしないのに
“海の向こう”に送り込まれた理由が
ここにあるような気がするのだ。

“誰か”が言ったことはウソだった。
伝言ゲームの途中で
おかしくなっちゃっただけかもしれないが
とにかく“誰か”から聞いていたことは
海の向こうの人たちにとって
寝耳に水の笑い話みたいだよ。

みんなより大事な個性なんてない。

コミュニケーション学も社会学も人類学も
同じことを言うよ。
たぶん心理学は孤立より所属を勧めるよ。
別にガクモンに従わなくてもいいけど
ガクモンのもとは
普通の人が普通に思うことだからね。

バラバラになっちゃダメだ。
思うツボになっちゃダメだ。
みんなの力を合わせないと。
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by emi_blog | 2009-11-18 19:11 | 文化 | Comments(0)  

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