Bad News Theory

Bad News Theory:
Correlation between Level of Detail and Happiness



情報の精密さと内容の明るさにおける
(負の)相関関係について。

メディアが今ほど発達していなかった頃
新聞や放送が流すニュースは
まだのんびりとしていた。

特別な大事件でさえも
どこかぼんやりしていた。
策略的な事情があって故意にぼかしていたのか
ただ単にはっきりさせるだけの能力がなかったのか
その点については議論しない。
とにかくどうがんばっても
すべてを知ることは誰にもできないという前提があり
システムがあった。
それで世の中はちゃんと回っていた。
人々はニュースを聞き
たとえそれが極めて表面的であっても
それなりに納得し、深追いはしなかった。

やがてメディアが力を増し
社会をコントロールするほどに成長すると
その中で競争が生まれてきた。
新聞は厚みを増しテレビは多チャンネルになり
集めた情報を発表する場に事欠かなくなると
各メディアは情報の速度や緻密さを競い
ありとあらゆることが詳細に報道されるようになった。

こうしたメディアの発達に伴って
ニュースの中身も変化した。
全ニュースの中に占める
“不幸”の割合が高くなったのだ。
つまり、情報量が増えると
内容の明るさが失われるという
負の相関関係が示される。

これを同時代の2メディアに応用してみる。
現代のラジオとインターネットを比較すると
音だけで伝えるラジオでは
暗いニュースは短く
さらに直後に話題の転換を図れるように工夫されている。
一方、音だけではなく
文字・色・画像・背景となる資料などを
多元的に提供できるインターネットでは
暗いニュースほど深く掘り下げられている。
リンク機能により
構成がユーザ任せになっているインターネットの世界では
“話題の転換”は事実上存在しない。

このように不自然な高確率で“不幸”に直面することは
インターネット依存者の心理に負の影響を及ぼす。
自分たちの日常に存在しない“不幸”にも
敏感に反応するようになるため
明らかに信憑性に問題があるような情報でも
不安をかきたてられやすくなる。

…っていう切り口で
調査なり実験なりしたらおもしろそうじゃない?
誰かやったらいいのに。

※この学説はフィクションです。
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by emi_blog | 2010-02-02 13:38 | その他 | Comments(0)  

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