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日本語発表会

S先生のお招きを受けて
U大学の日本語クラスに参加させてもらった。



S先生が担当している初級と中級のクラスで
学期末の発表会をするにあたり
「日本人に来てもらえたら学生の士気が高まるから」
という理由でお声をかけていただいた。
日本語のクラスから離れて約10年。
「ぜひぜひ!」と二つ返事でお受けして
同じく招待されたSさんと一緒にお邪魔することになった。

駐車場にはS先生とアシスタントのTさん、
そして授業までの時間を使ってキャンパス内をガイドするよう命じられた
学生3人が待っていてくれた。
初級の学生さんにネイティブをガイドさせるとは
さすがスパルタのS先生。

U大学は初めて来たが
由緒正しい、古き良きアメリカという感じでとても素敵。
カタコトの日本語を話す学生と一緒に歩いているせいもあり
日本語を教えていたK州のB大学と重なって見えた。
建物の中はハイテク充実ですっかり現代だけどね。

初級クラスの発表は映画の吹き替え。
『ポニョ』や『トトロ』などの映像に合わせてペアで台詞を読む。
なかには『おくりびと』にチャレンジしたペアもあった。
あの早口でボソボソした大人の会話を映像に遅れることなく読むには
相当の練習が必要だっただろうと思う。
日本人だってあんな上手にできるかわからないよ。

中級のクラスは研究発表とそれに基づくディスカッション。
『男言葉と女言葉』『いじめ』『ゲーム』といった
日本文化についての発表もディスカッションもとてもよくできていた。

それはいいんだけどさ。
がっかりしたことが。

初級のクラスで、発表のあとゲームをすることになった。
ゲストの私とSさんに向けて学生が質問と予想される答えを用意し
その答えが当たったらお菓子がもらえる、というもの。
学生たちは、たとえば「好きな食べ物は何ですか」「出身はどこですか」
「なぜアメリカに来ましたか」「どこに行きたいですか」など
習った日本語を駆使して質問を考える。

最初の質問はSさん宛て。
「どこに住んでいますか」「Albanyです」→的中、でお菓子ゲット。
幸先のいいスタートとなった。
次は私への質問。ハズレ。ざんねーん。
それはそれで盛り上がる。
その次はSさん。当たりー。お菓子ゲット。

その後もSさんの打率は5割を越える好成績。
「XX歳ですか」という超ピンポイントの質問さえも
正解をたたき出すというミラクルっぷり。
一方の私はぜんっぜん当たらない。

だんだん申し訳なくなってきて当てにいく。
趣味は料理、好きな季節は夏(嘘だけど)。
それでもことごとく当たらない。
挙句の果ては「イタリア料理・フランス料理・アメリカ料理のうち
いちばん嫌いなのはどれですか?」と3択にまでしてもらったのに
ハズすという大失態。

結局15打数ぐらい回ってきたのだが
カスリもしないでゼロ安打。
どうなってんの。

期待されている答えを出すってものすごく苦手。
いや、知ってたけどさ。
ここまでひどいとは。とほほ。

by emi_blog | 2011-06-02 21:00 | その他 | Comments(0)  

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