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習いたて

最近、というか少なくとも
大人になってから覚えたことば。



記憶に新しいのは“釈明”。
言い訳との境界がまだはっきりしないが
いずれにしても思ったほど悪いものじゃないらしい。
それどころか釈明し損なうと
関係を悪化させる可能性があるというのには驚いた。

不要と思っていたことが必要だったという意味では
“ご機嫌伺い”みたいなものもそうだ。
聞いたからどうだということは別として
様子を聞く、という行為自体が良い関係を保つのに役立つ。

私はちょっと実用/効率を重視しすぎる傾向がある。
ムダって大事なのだよね。

感情に関する語彙も驚くほど不足していて
今までどうしていたの?と思うことがよくある。

たとえば“楽しい”というのが使えるようになったのは
ずいぶん大きくなってからのことだ。
夜中まで一日遊んで友達を車で送っている途中
彼女が「今日は楽しかったねー」と言った。
その時、「ああ、これが“楽しい”なのか」と気づいた。

“かなしい”はわかるけど“寂しい”はイマイチだったり
“歯がゆい”や“惜しい”は知っているが
“悔しい”はどうも経験がなさそうだったり。
自己完結系の単語が豊富なのに対し
他との関わりで生まれるボキャブラリーが貧困のようだ。

これで言語だのコミュニケーションだのをやろうとは。
たいした度胸だね。

by emi_blog | 2008-09-08 23:28 | ことば | Comments(3)  

Commented by emi_blog at 2008-09-09 14:17
<追記
Mさんご提供の“ヒヤリ・ハット”や“ブレストMTG”もNew wordsとして追加済みです。
Commented by iho at 2008-09-11 15:10 x
本文にでてきた言葉は必要だと思いますが、
追記のふたつは(笑)
ものすごくメーカーの業務用語ですから、
普段の生活で使うと、あやしいかもですよ~。
Commented by emi_blog at 2008-09-12 04:15
>iho
いいえ、いいえ。会社フェチまたは会社教徒だからいいんです。
やっぱり会社さまはいいことおっしゃる。
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